「アマハゲ」山形県飽海郡遊佐町吹浦地区で行われる正月の伝統行事

1月1日、遊佐町吹浦地区の「滝ノ浦集落」で行われている伝統行事「アマハゲ」を撮影して来た。

「アマハゲ」は、遊佐町北部の海沿いの3集落に伝わる行事で、毎年1月1日 滝ノ浦集落、1月3日 女鹿集落、1月6日 鳥崎集落で行われており、「遊佐の小正月行事」として国の重要無形民俗文化財にも指定されている。「アマハゲ」の由来については、諸説あるようだ。

滝ノ浦集落のアマハゲは二体。夜6時過ぎに大鳥神社を出発、家々を廻る。


アマハゲは、ドンドンドンと太鼓の音とやって来る

家々では、餅を用意してアマハゲを待つ

上がり込んだアマハゲ、何も言わず何も発せず。

用意された餅は二組。アマハゲが持ち帰るのは一組だけ。

鈴の音を合図に、アマハゲが立ち去る。

アマハゲが散らかして行ったケンダン(みの)のワラは、明日まで片づけない。

太鼓の音と一緒に次の家へ

何も言わず何も発せず


アマハゲは、喪中の家以外の全戸を廻り終えたら海岸へ

着ていたケンダンは、海岸で脱ぎ、焼く。

2015年1月1日の夜は、吹雪だった。

「アマハゲ/女鹿」2013.01.03 Haruyaの写真日記
http://d.hatena.ne.jp/Haruya_T/20130104/1357237192

「遊佐の小正月行事」 文化庁/国指定文化財等データベース
http://p.tl/kIux-