原科成美銅版画展 2012.05.12から、2012.05.19まで

大好きな作家、原科成美氏の『原科成美銅版画展』が鶴岡市羽黒町、今井繁三郎美術収蔵館で2012.05.12(土)から、2012.05.19(土)まで開催されます。
そのお手伝いをさせて頂いています。

http://www.imaimuseum.net/


19×44cm


17×23cm

『原科成美の作品』 原科成美は、カラーメゾチントという、銅版画技法のひとつを使い、微妙な濃淡や明暗の階調、深みのある色、繊細な線によってイメージを表現します。
 カラーメゾチントは、もともとモノクロの技法だったメゾチントを発展させたもので、黒の版に、赤、青、黄の3色の版を重ね合わせることにより、より豊かな色を表現できるようにした技法です。
 この技法は、まず最初に、先端に無数の鋭利な刃のついた道具で、銅版に「まくれ」と呼ばれる無数の点を、砂目状になるまで埋め尽くす処理をします。次に、そのささくれだった表面を、削ったり磨いたりしながら、版の上に絵柄を浮かび上がらせていくものです。
 メゾチントという用語はイタリア語のmezza tinta(中間的なトーン)の意味です。

原科成美氏は、鶴岡市江戸川区、イタリアとの文化交流にずっと尽力されてきた作家で、現在も日本とイタリアを行き来しながら、作品を発表し続けています。